第59回 阪急杯(GIII)
4歳以上オープン 1,400 (芝) 別定
データ分析、
過去10年の馬番別成績をまとめると、優勝馬11頭(2007年は1着同着)中8頭が「1〜5番」の馬で、2着馬も5頭が「1〜5番」の馬だった。好走率でも「1〜5番」の馬は、「6〜10番」、「11〜16番」の馬を大きく引き離す数値をマーク。「1〜5番」の優勝馬には、2005年のキーンランドスワン(4番、7番人気)、2009年のビービーガルダン(4番、7番人気)といった伏兵馬も含まれている。本年より阪急杯の出走可能頭数は16頭から18頭に拡大されているが、引き続き内寄りの馬番に入った馬には注目しておきたい。
1〜5番 8-5-4-33 16.0% 26.0% 34.0%
6〜10番 1-1-4-44 2.0% 4.0% 12.0%
11〜16番 2-3-2-52 3.4% 8.5% 11.9%
2006年12月に芝1400mのGII・阪神Cが創設されたが、その翌年となる2007年以降の阪急杯の出走馬について、前年のスプリンターズS、マイルチャンピオンシップ、阪神Cの3レースへの出走経験別に成績を調べると、阪急杯で好成績を残しているのは、前記した3レースのうち複数のレースに出走していた馬だった。前年の秋にGI やGII といったハイレベルなレースに出走していた馬を重視したい。
スプリンターズSのみ出走 2-0-0-11 15.4% 15.4% 15.4%
マイルチャンピオンシップ
のみ出走 0-1-1-6 0% 12.5% 25.0%
阪神Cのみ出走 0-1-1-15 0% 5.9% 11.8%
3レース中の複数の
レースに出走 4-4-2-12 18.2% 36.4% 45.5%
3レースとも不出走 3-1-4-60 4.4% 5.9% 11.8%
過去10年の年齢別成績にスポットを当てると、3着内率で25.0%を超えているのは「4歳」と「5歳」の馬だけだった。「6歳以上」の馬も3勝を挙げているが、2008年以降は7年連続で「5歳以下」の馬が勝利しており、若い年齢の馬の活躍が続いている。今年は古豪が一矢を報いるのか、それとも若い世代の馬がまたもや栄冠を手中に収めるのか、興味あるところだ。
4歳 2-3-6-27 5.3% 13.2% 28.9%
5歳 6-2-2-29 15.4% 20.5% 25.6%
6歳 1-2-2-40 2.2% 6.7% 11.1%
7歳 1-1-0-21 4.3% 8.7% 8.7%
8歳以上 1-1-0-12 7.1% 14.3% 14.3%